皆さんもご存知かと思いますが、司法試験の合格率は約3パーセント、しかも東大、京大、早稲田、慶応、中央という一流大学のエリートの中での3パーセントしか合格できないのです。
これは、本当に過酷な試験となっています。それこそ、毎日家や予備校の自習室にかよって何年も勉強し続けなければ合格できないのです。
そのような勉強しかしていない人間ばかりが法曹になっているので、社会の一般常識との感覚がずれている人が法曹には多いということからそれを是正しようというための制度として誕生したのです。
つまり、試験の点数だけでなく、多様な人材を法科大学院に入学させて、その過程で法律家としての知識や能力を養成して社会で活躍させようとするのが目的です。
また、法曹の人口が足りていないことから、人数を増やす必要がでてきました。でも、単に人口を増やしたのでは法曹の質が下がってしまいます。
ですから、法曹としての最低限度の質を保ちつつ人口を増やそうという目的もあります。
そこで、法科大学院に入学し、卒業した人に新司法試験の受験資格を与えて、それに合格し、司法研修所を卒業した人に法曹資格を与えるという制度なのです。
また、法科大学院には法学未修者コース(3年)と法学既習者コース(2年)があります。
司法試験の合格者は、2010年には3000人に増加する予定ですので、法曹になるチャンスは拡大しています。